Isao Sakaguchi, Ph.D.

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Isao Sakaguchi, Ph.D.
Pew Marine Fellows 2017

© Courtesy Isao Sakaguchi

坂口功氏は現在、カリフォルニア州モントレーにあるミドルベリー 国際大学院のブルーエコノミーセンターの客員学者です。 プロジェクトタイトル: 日本における持続可能な漁業のための 基盤構築

坂口功博士は、日本における漁業のガバナンスと漁業認証スキームについての研究を行っています。国際関係分野に長年にわたって従事しており、グローバル環境ガバナンスにおける民間組織の役割と科学知識を専門としています。

日本の海域で乱獲が横行し、不法に採捕された魚が輸入され続けているにも関わらず、日本政府は持続可能な漁業方針をいまだ施行していません。日本の漁業管理機関は昔から「様子見」のアプローチをとっており、ごく少数の商業用漁業の対象となる魚種に漁獲量制限の名目値を適用し、報告や規制のない不法な漁業をなくすようにという国際的な要求に対して受け身の反応を示すのみです。その結果、枯渇した魚種が人為的に低価格で売られるという状態が続いています。

坂口博士はPew海洋保全フェロープログラムで、日本における国立科学機関と、持続可能な管理への移行を行っているノルウェー、ペルー、韓国の同等機関とを比較します。このプロセスの一環として、これらの国をはじめとする他国が採用している保全対策を見いだすことで、将来的な改革の枠組みを構築します。また、日本と他国の漁業管理方針と、国連食糧農業機関によって設定されたグローバル漁業の標準とを比較します。

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